【デザインの著作権】――●トラブルを防ぐために


 日本の法制度では、「デザイン」は意匠法または著作権法で保護されています。「グラフィックデザイン」は、主に著作権法で保護されますが、著作権は正式な譲渡契約や明確な合意がなければ譲渡されません。たとえ、デザイン料が支払われても、この契約や合意がなければ著作権は譲渡されず、著作者に無断で使用、改変、複製等をすることは許されません(いわゆる「買い取り」は著作権の譲渡になりません)。これはいかなる商習慣にも左右されませんので、デザインの発注や利用の際は、このことを念頭に置いて下さい。また、二次利用、再版の場合も著作者の合意が必要となりますので、使用料などあらかじめ著作者にご相談下さい。デジタルデータについても同様で、参考までに以下にJAGDAが発行しているディスク用ラベルの記述を転載しますのでご参照下さい。

JAGDAのディスク用ラベル

●この制作物は無断で複製できません
(1)制作物の一部または全体を無断で変更できません。変更する場合は制作者と協議しなければなりません。
(2)制作物を無断で複製できません。ただし最低限のバックアップを目的にした複製は除きます。
(3)制作物の使用条件以外の利用は、使用料金を含め改めて制作者に使用許諾を得て下さい。
(4)バグ、ウィルス等の発生、被害、損傷について制作者はその責任を負いません。
(5)使用後のフロッピー、MO等は制作者に速やかに返却して下さい。
社団法人日本グラフィックデザイナー協会

このソフトは著作権法によって保護されています(最高3年以下の懲役又は300万円以下の罰金)[社]日本著作権協議会、[社]日本デザイン保護協会、日本美術著作権機構、日本著作者団体協議会、各団体構成員

▲ BACK TOP